1日あたり

葉酸過敏症ってなに?

葉酸は水溶性ビタミンB群の1種で、特に妊娠を希望する女性や妊娠初期の女性に必須の栄養素といわれています。
その理由は、胎児の正常な生育に欠かせない栄養素だからです。
葉酸を摂取することで、DNAを含む核酸を合成したり、細胞分裂を促したり、血液を増やしたりする効果があります。
また、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができるともいわれています。

妊娠を希望する女性や妊娠初期の女性は、1日に400マイクログラム摂取することが望ましいとされています。
(それ以外の方は1日当たり240マイクログラムを推奨しています。)
胎児の正常な生育に欠かせないからと言って、推奨量を超えて多量に摂取しても胎児の発育が良くなるものではありません。
この場合は逆に過剰摂取の心配が出てきます。

1日の葉酸摂取量の上限は、厚生労働省により20代女性で900マイクログラム、30代女性で1000マイクログラムと定められています。
これは妊娠の有無にかかわらず同じです。
この上限を超えて摂取すると、葉酸過敏症を起こす可能性があります。
葉酸過敏症になると、発熱や呼吸障害、じんましんなどの症状が現れます。
他にも不眠症や吐き気、むくみ、食欲不振などの症状が出る場合もあるようです。

食事のみで摂取する場合は、過剰摂取や葉酸過敏症の心配はありません。
それは、食事だけで摂取量の上限を超える量を摂ることは難しいからです。
葉酸は水と熱に弱いため、調理することでその半分は失われ、体内吸収率は50パーセントといわれています。
しかしサプリメントで摂取する場合は、1日の服用量を必ず守ることが必要です。
サプリメントに含まれている葉酸は「モノグルタミン酸型」といって、体内への吸収率が約85パーセントとなっています。
つまり、食品から摂取するよりも体内吸収率が高くなっており、葉酸を効率よく摂取することができます。
そのため服用量を守らず大量に摂取すると過剰摂取となり、葉酸過敏症を起こす可能性があるため注意しなければなりません。