1日あたり

妊婦には葉酸が必須!

葉酸は、妊娠中の女性には必須の栄養素です。
その理由はいくつかあります。

◎妊娠初期における胎児の神経管閉鎖障害のリスクを抑える効果があるため
神経管閉鎖障害は、先天性異常の1つです。
妊娠のごく初期の段階で胎児の神経管の閉鎖が起こり、脳や脊髄の発達が止まることで発症するとされています。
脊椎の癒合が完全に行われずに、脊椎の中にあるはずの脊髄が外に出てしまう二分脊椎や、脳が部分的に形成されない無脳症などがあります。
このようなリスクを抑えるため、特に妊娠初期までは葉酸を1日当たり400マイクログラム摂取するのが望ましいとされています。
 
◎妊娠中に起こりやすい貧血を予防することができるため
葉酸は血を増やす効果があり、「血を作るビタミン」ともいわれています。
他にも、つわりを抑える効果や妊娠高血圧症候群の改善などにも効果があるとされています。

神経管閉鎖障害のリスクを抑えるためには、妊娠した時点で母体に葉酸がたくさんある状態になっていることが理想です。
そのため、妊娠を意識しだした時や妊活を始めた時などのタイミングで葉酸を摂取するよう心がけましょう。
それから妊娠に気づいてから摂り始めた場合も問題ありません。
普段の食事からもある程度は摂れているからです。
貧血予防などの効果もあるため、気づいた時点で意識して摂るよう心がけましょう。

葉酸は水溶性ビタミンB群の1つで、名前の通り植物の葉っぱの部分に多く含まれています。
特に多く含まれているのは、ほうれん草などの緑黄色野菜です。
また、レバーにも多く含まれています。
しかし食品で葉酸を摂取するとなると、1日400マイクログラム摂るのはとても難しくなります。
それは水や熱を加えると壊れやすい性質があるためで、ゆでたり炒めたりしてしまうと成分が減ってしまいます。
葉酸の体内吸収率は約50パーセントといわれています。
そして、吸収されてもずっと体にとどまることなく排出されてしまうため、毎日続けて摂取する必要があります。

ですから、妊娠を希望される方や妊娠中の方は食品と共にサプリメントを使って摂取することをおすすめします。
食品から摂取する場合、体内吸収率は50パーセント程度ですが、サプリメントから摂る場合は85パーセント程度といわれています。
メーカーにもよりますが、サプリメントだけで400マイクログラム摂れるため、とても手軽で簡単に続けることができます。
もちろんサプリメントだけに頼るのではなく、食品からも積極的に取り入れましょう。
妊娠中は栄養バランスを考えた食事を摂ることが大切です。

葉酸を食品とサプリメントを上手に使って毎日摂取し、健やかな妊婦生活を送りましょう。