1日あたり

葉酸を飲み始めるタイミング

葉酸は、胎児の正常な生育に欠かせない栄養素で、胎児の神経管閉鎖障害や奇形のリスクを抑えることができるといわれています。
この神経管閉鎖障害は、妊娠2ヶ月以内に発生する確率が最も高いとされ、10週目くらいまでは注意が必要です。
リスクを抑えるためには、妊娠した時点で母体にたくさんの葉酸がある状態になっていることが理想です。
そのため、妊娠する1ヶ月前から妊娠3ヶ月くらいまでは意識して毎日摂取するよう心がけましょう。
この期間は、1日当たり400マイクログラム摂ることが必要です。
しかし、この量を食品のみで摂取するとなるとなかなか難しいといわれています。
その理由は、葉酸がビタミンB群の1種で、水や熱を加えると壊れやすく、体内吸収率が50パーセント程度しかないためです。
そこで普段の食事に加えて、サプリメントを使って摂取することを厚生労働省でも推奨しています。

しかし、いつ妊娠するか、いつが妊娠1ヶ月前なのかということはなかなか予想がつかないと思います。
ですから妊娠を意識しだした時や、妊活を始めた時などのタイミングで葉酸を摂取するように心がけましょう。

また、妊娠3ヶ月以降に摂取し始めても決して遅いということはありません。
葉酸は血を増やす効果もあるため、貧血を起こしやすい妊娠期間中は鉄分とともに続けて摂った方が良いとされています。
そして、妊娠3ヶ月までに摂らなかったからと心配することはありません。
葉酸を摂らなかったからといって必ずしも神経管閉鎖障害や奇形につながるとはいえません。
あくまでもリスクを減らせる、と考えましょう。
妊娠に気づき、葉酸を摂ることが必要と感じた時から摂取し始めたので問題ありません。

サプリメントで葉酸を摂取する場合は、各メーカーで決められた量を毎日摂るようにしましょう。
決められた量よりも多く摂れば過剰摂取となってしまい、余分な量は体外に排出されてしまいます。
また1日あたり1000マイクログラム以上摂取してしまうと、じんましんやかゆみ、呼吸障害などの葉酸過敏症を起こす場合があるため注意が必要です。
そして、食前などの空腹時や寝る前に摂るのが理想です。
空腹時は体に吸収されやすくなり、さらに他の食品によって体内への吸収を阻害されにくいためです。
ただし妊娠中の方や胃腸の弱い方は、体に負担をかけないためにも食後に摂取することをおすすめします。